2012年12月30日日曜日
言葉だけじゃ足りないので
離婚をすることになり、今の家にひとりで住むのは無理なので、引越しをすることになった
で、今までの”断捨離”とは無縁の生活の賜物たちをせっせこ片付けている
ひとりで集中して黙々とどんどんモノを捨てていると、頭の中にいろんな考えが浮かんでは消えて、
突然友達が酔っ払って言ったまぬけな言葉とかが不意に出てきたりしてひとりで思い出し笑いをしたり、
すっごい腹立たしい思いをした昔の出来事がいきなり出てきてまたちょっとだけ腹が立つ気分になったり、
そしてある瞬間、頭の中がすっごくクリアになって、
ふと思い出した
最近結婚したばかりの友人になんで彼がいいと思ったのかってのを聞いた時、
「男の人ってだいたい、口では言うけど、実際にはあんまり行動してくれないでしょ、
でも彼はわたしがふと言ったことを覚えてて、それを実行する為に車で5時間かけて会いにきてくれたから」
そう思えば、言葉に伴ったその行動があった時、人って心が動かされるものなのかもしれない
わたしの親友は、どんな夜中だって飛んできてくれるし、
女友達はわたしが離婚した後も福岡に残るためならって
困っていた時に実際に協力を惜しみなくしてくれる
別の友人はわたしが泣いてたらせっせこ美味しい料理を作ってくれる
例えば「君が大事なんだ、必要なんだ」なんて言葉は、とても嬉しい言葉なんだけれど、
結局そのあとに続くアクションがなければ、やっぱりそれは、なんか足りない
やらないなら言わない方がいい
そう思ったらわたしは今までどれだけ大事な相手に行動を与えられてきたかなって
そんなことをダンボールに埋もれながら考えて、
それなら、じゃあ来年は、大切な人にはできるだけ言葉と一緒にアクションを贈ろうって
すごくシンプルに、すごくクリアに、ストン と思った
2013年も素敵な年になりますように
Bonne année!
2012年7月27日金曜日
捻挫体験東洋気分
この数日ビッコをひいてぺったんこの靴でペタペタ歩いている
酔っ払って、捻挫をしてしまった
その捻挫の仕方が、酔っ払って調子に乗って、人が運転する自転車の荷台に登ろうとして案の定失敗してヒールのままぐにっと...
捻挫をした直後は友人達といて、酔っ払ってたせいもあって痛みなど感じず、一緒にいたCから寝る前にお湯と水に交代で足をつけるように!と言われ、しかも帰宅後にも「ちゃんとするように!」という念押しのメールがあったにもかかわらず、酔っ払っていたせいと極度の眠気もあってそのままシャワーだけで寝てしまったのだけど、それからが大変で、夜中痛さで目が覚め、そこから朝までまったく一睡もできなかった
次の日、びっくりするくらい歩けず、タクシーで近くの整骨院に飛び込み、電気治療とテーピングを処方してもらい、2、3週間は見てたほうがいいよねーと先生から言われ、ステッキとかいるんじゃない?とか友人に言われながら、何をするのも一苦労で1日を過ごした
止められてたワインは3杯ほどは飲んだけど
そしてその夜、そういえば、と思い出して、くだんのお湯と水の交代浴をして寝たところ、次の日の朝、見違えるように歩けたのだ ほんとにびっくりするほど!
そしてそのあとまた違う友人から紹介された、真空浄血療法という鍼治療に半信半疑で行ってみたところ、これもまた格段に歩けるようになったのだ
昔から実は自然治療などの本はよく読んでいた方で、ちょっと風邪ひくかも?な前の日などは脚浴などでばっちり治す方法を取り入れているし、手の力で人の体を治癒する仕事をしている友人なども周りにいたりする
なので、今回は自分の一番望む方法で きちんと自分の体が反応してくれたことに少し嬉しい感じがした
まあ捻挫の理由が理由なので、友人達からもぎんなん先生(その鍼治療の先生)からもまったく同情は得られず、変わらずひとりでペタペタ12cm低くなった体で街を歩いている
そして、こんなにも必死で無理やり歩こうとしているのも、実はワケがあって、早くヒール復帰をしたいから,だけではない
実は明日から、仕事で知人と中国に行かなければならないのだ
仕事なので、ちゃんとしないと、といつになく必死で自分の体にムチをうっているというわけで
中国、初体験!どうしよう...猿の頭とか出てきたら...
きゃー!
というわけで、ひとりドギー&マギーな空想をしながら、今パッキングにいそしんでいる途中...
コソッとヒールは入れておこう
中国でまた不思議な治療法に出遭ったりして、劇的回復を遂げるかもしれないしww♥
2012年6月9日土曜日
Paris 苺をつぶしながら
わたしはどちらかというと、すぐに感覚的に物事を判断し、その場の、その時の匂いで好き嫌いを決めてしまうところがある そしてそれを元に行動する
それは時と場合によってよかったり、裏目に出たりするので、いいか悪いかという問題ではないが、そうやってしかできない
そっちへ行ったらだめ、かしこくない、とか頭でわかってても、結局いい匂いに惹きつけられてそっちにいってしまったり
もうぜったい行くべきって、すでに体が反応してて、結果それがすごくいいことを運んできて、ああ、読み違えないでよかったな、と思ったり
わたしのことをよく知る人には、それは結局、猿みたいに欲望に忠実なだけなんじゃね?とか言われたりする
何がそんなに惹きつけるのか、惹き付け合うのか
頭で考えられないので、結局前世、とか カルマ、とかそんな怪しいあやふやな、それでいて妙に魅力的な言い訳でごまかしてみたりする、しかなくなる
そんな状態、結局のところ、それが、恋をしてる、という表現になるのかもしれない
先日、ポーンと時間が空いたので、最近やっと公開されたウッディ・アレンの「Midnight in Paris」をひとりで見に行った
冒頭30秒で、今、わたしはなんでよりにもよってこれ選んでしまった?と頭が警告を出し、暗転した劇場で、ストンと突然わたしひとりになった
会いたかった、会えなかった恋人に、偶然に会ってしまって、感情が突如にしてあふれ出す感覚
直視したくないのに、目が離せなくて、自分の跡を随所に見つけてしまう
時間と場所は交差し、お互い重なりあって糸のように紡がれ織り成されていくが、
パリだけは特別で
その場所だけが独立して存在し、そこに時間が渦をまいて垂直に延びている
なんていう、わけもわからないことが頭にポンと浮かんだりして、一種、幽体離脱のように映画を楽しんだ (したことないけど、幽体離脱ww)
ストーリー自体は、ウッディ・アレンのいつものシニカルなユーモアがふんだんに散りばめてあって、すごく素敵な映画だった コメディだし見やすい
なんといってもマリオン・コティヤールが可愛いすぎてうはうは♥
このところずーっとずーっと陥っていたある状態、 知らず知らずのうちに渇望していて、その渇望状態は自分でわかってはいたけど、何に渇望しているのかってのが分からず、もがき苦しんでいた、状態
その答えが、この映画を観たタイミングと、そのあとに話した友人の言葉から分かった気がする
ようするに、パリと恋をしているのだ
それがわかって、いろんなことがもっとシンプルに、もはや開きなおって考えられそうな気がしてきた
最後に、この映画の中のように、ヘミングウェイの文章を引用
もしもきみが幸運にも 青年時代にパリに住んだとすれば
きみが残りの人生をどこで過ごそうとも
それはきみについてまわる
なぜならば パリは移動祝祭日だからだ
(移動祝祭日 福田陸太郎 訳)
Photos: Inez van Lamsweerde and Vinoodh Matadin for Visionaire October 2006
2012年5月28日月曜日
ワインが空く理由
福岡でお世話になってる美容師さんからラブレターをいただいた
今回の企画はバーニーズとジンジャーという雑誌のファッションイベントで、バーニーズ顧客向けのショーやヘアイベントなどが盛り込まれたあと、バーニーズへ行ってお買い物しましょうというもの
今回初めてジンジャーという雑誌を知り、かなり日本的コンサバな内容に内心参加していいのかドギー&マギーだったが、せっかくインビテーションをいただいたので、友人姉さんたちを誘って参加
今の20代~30代のOLさんが着る服というのがコンセプトなのか、若干というか大幅にわたしの趣味とはかけ離れていたけれど、これが福岡の売れる服&売りたい服なのかーと勉強になりました
イベント自体は、小規模だけれど参加した人がアットホームに楽しめる内容で、例えばその場でヘアアレンジなどをしてくれるブースがあったり、抽選でヘアケアグッズとかお洋服とかの商品が当たったり 着ている人はみんなわくわくして楽しそうだった
いつもヘアカットしてくれているCLAFTの山本さん
ヘアアレンジブースで次から次にお客さんのヘアアレンジをしていく
赤ワインでこんなアホなことしてるけど、ドリスとか一番似合いそうなミカ姉貴
こんなこと言うと招待券もらってる身で何だといわれるけど、でもやっぱり...わたしファッションに関してはひとひねりも二ひねりも...いや三ひねりくらいひねりたいたちで、OLさんスタイルよりもやっぱりバーニーズ3Fでバレンシアガ先生とかリム先生とか見てるのが一番楽しかった...ww
ちなみに抽選で今回の一番の目玉商品、バーニーズのモッズコートが当たったミワ姉! さすがくじ運強い!!
でもなんやかんやいってもお洋服からはどーーーしても離れられないわけで、ラブレター受け取った瞬間から家に連れ込む瞬間までそれはそれはドラマチックで、それだけでワイン何杯も飲めますし、何本もあけてしまうのはそのせいなんです♥
2012年5月15日火曜日
Midnight in Fukuoka
先週の土曜日、organさん企画の春吉TAGSTA GALLERYで行われた、夜間学校第1回目に参加してきた
これは小柳帝さんがホストとして、福岡のカルチャーの先にたつ方々をゲストによんでトークセッションを繰り広げるおもしろイベント「夜間学校 IN春吉 -平行線は交わる。」
第1回目はゲスト岡本仁さんvs小柳帝さんの「アメリカかぶれvsフランスかぶれ」
わたしも学生の頃はもろ、岡本さんが作っていた頃のrelaxとかBRUTUSを必死に呼んでたくちで、もちろんフランスよりの今は帝さんの歩くフランス文化辞書的話も聞けるしで、これはもううはうはな内容
2時間なんてあっというまにすぎるわけで
で、思う
わたしは全然違う位置にいるなーって
なんというか、わたしはいつも意識せず実用的に生活的に文化に接してきて、今もそこにいるんじゃないかって
なんというか、文化を食べるようにどんどん消化してきたんじゃないかって
それこそ洋服なんてバカほど着て着て着て、ブランドも古着も安いものもどんどんただただ感覚的に選んで、ファッション業界の端っこにいた時は仕事でコレクションやら年代やら調べたり勉強したりしたけど、本当は年代とかなんて全然興味なかったりして
大学の時だって一応ひととおりアートについては勉強したつもりでも、絵だって強烈に惹かれるものがあってただその感覚的なものに惹かれるってだけで、結局絵の背景とかそういうのをきちんと理解してるかってところで、愕然とする
フランス語だって、感覚的に染みて話しているけど、言語の背景を理解して話しているかって、そこは本当にまったく違っている
まあ唯一、本だけは、気に入った作品を読んだあと、作者がどんな人か どんな風に生活する人なのかってとことがどうしても気になって調べたりするけど、それだって分析したりするわけじゃなくって、ただただ憧れにもにて自分に取り入れたいだけだったりする
フランスにいた時も、もちろん美術館も何回も足を運んだんだけれど、それよりも、つたないフランス語で友達と喋りまくってワインも飲みまくって、妙に古着屋とかレストランとか詳しくなって好きな通りとか歩きまくって、ってとこが結局一番どっぷりだった
アルゼンチンタンゴだって、相手とのあの感覚のとりこなだけだ
結局いつも今しかない
深いものをまだ手に入れられていないような、そんな気がする
だからちょっと今、もう少し、それのその前にあること、後ろにあること、向こうにあること、そいうのに触れてみたい
それから、今の感覚をもう少し丁寧になぞってみたい
そんな風なことをぼーっと考えた、夜間学校あとの真夜中
っていうか、仕事でワインに関わってるのにもかかわらず、名前も年代も全然覚えられないってとこが、記憶力の悪さと勉強嫌いを露呈している...
でもなー ワインもそうだけど ”美味しい!今”って感覚はもうそれこそ瞬間で、あとのその余韻がたまらなくいいもんなー
そうそう、ウッディアレンの「Midnight in Paris」を試写会で見た岡本さんと帝さんがふたり口を揃えて、今回の「アメリカかぶれVSフランスかぶれ」の結論が、あの映画にあるって言っていた
日本は5月26日(土)に全国公開
楽しみ♥
2012年1月20日金曜日
ショッキングピンクジャック♥
先日、主催するSalon d'étoile (サロン・デトワール)の2012年第一弾パーティを福岡・薬院のcafe sonesさんで行った
パーティのタイトルは ”Galette des reines(ガレット・デ・レンヌ)PARTY”で、
意味は女王様のガレットパーティ!
これは、フランスで1月になったら街中のパティスリーに並ぶ「ガレット・デ・ロワ(王様のガレット)」というお菓子の名前をモジッたもので、サロン・デトワールではみんなで女王様のガレットを囲んで新年をお祝いしましょうというもの
今回のパーティの目玉は 薬院にあるパティスリーAux delices(オー・デリス)のJCが作ってくれたガレット!! 彼が作るガトーは本当に美味しくて、美味しくて美味しくて、今回のガレットも想像通りに最高だった♥
そして、今回の飾りつけもマブ親友のAが、飲み歩く合間にせっせと内職をしてくれ、ギラギラのデコレーションが出来上がった
実はこの飾りつけにはわたしとAの中でイメージがあって、SATCムービー1の中でキャリーとミランダがレズビアンレストランで大ゲンカするシーンがあるんだけど、そのレストランの内装!...分かってくれる人いるかな(笑)?
まああそこまではやりすぎだけど、あれをイメージして今回はAと取り組んだ
ちなみにこの日はスタッフ全員がショッキングピンクの何かを身につけるというドレスコードを設定して楽しんでみた
↓今回も本当ーにお世話になったアーティストペア みねさん&ユウさん&コツブもピンク!
ザル(底無し)で有名な 頼もしい受け付け嬢のふたりもピンク!
↓手伝ってくれたフランス人のAは帰る時、電車の中でゲイと思われたらいやだからはずしていくよ、と胸のピンクのリボンをはずして帰った...日本では家路に着くまでが遠足なのに!
ちなみにこのわたしの服とか靴↑ってこの日のための貸し衣装なのか?、ということをいろんな人に噂されていたらしいけれど、何回でも言いますが全部私物ですww
わたし、昔、ドラッグクイーンをやっていたゲイの友達の衣装が気に入りすぎて、その時飲んでたバーの中で、そのドラッグクイーンと着替えを交換したこともあります 全っ然関係ないけど(笑)
↓ガレットには4つのアーモンドが隠されて、プレゼントが当たった王様&女王様たち
というわけで、スタッフを合わせると50人近くのたくさんの人にお集まりいただいて、素敵な新年の夜になりました
これからも楽しいパーティを行っていきたいと思いますので、
2012年もどうぞよろしくお願いします★
2012年1月1日日曜日
ワイン片手にヒールでタンゴ、2012年も★
今年福岡に越してき始めに、偶然に知り合った福岡タンゴのドンの誘いでアルゼンチンタンゴを始めて、ちょうど10ヶ月くらい
体が思うように動かなかったりできないことが多すぎて、イーッイーッとかなりながらも楽しんで続けられているのは、素敵なタンゴ師匠(飲んだくれ)に出会えたことと、やっぱり福岡タンゴがあったから
その福岡タンゴの年末最後の大イベント、ヒルトン福岡シーホークで開催された天空ミロンガに参加した
結局他県からもたくさんの人が集まってくれたようで、70人くらいの素敵なミロンガナイトに♥
福岡タンゴ率いるこの年末天空ミロンガは今年で4回目らしく、つまり来年は5周年!
これからは毎年参加していければいいなと思う
そして、福岡タンゴの全員の夢は...
台北タンゴフェスティバル、ノン!
上海タンゴフェスティバル、ノン!
東京タンゴフェスティバル、ノン!
福岡タンゴフェスティバル、ウィー!!
なので、それまでに九州のアルゼンチンタンゴ人工を増やし、踊りのレベルをみんなであげて、いつか実現できるようにしないといけない
福岡タンゴの古株、いや優しい先輩方が本当に口を揃えてこの夢を言うんだもの...それはもう手下としてきちんと貢献しないといけない!
というわけで、2012年もアルゼンチンタンゴ精進するのみ!
ちなみにこのミロンガナイトのドレスコードは、”花”がテーマ
実はわたしはアイデアだけ、ぼーっと描いていただけで、当日までほんとに何にも用意しておらず、近所の素敵な花屋さんcache cacheのMさんからのご好意で赤バラを譲ってもらえることになり、急いで当日取りに行って、それでマブ親友Aにアイデアを伝えて、即効でAがしっかり内職してくれたのだ
こんなちまちま手作業大得意のAも、この特技をいかして来年素敵な発表をしてくれそうです♪
ではそんなこんなで、2012年も寝て、食べて、ワイン飲んで...踊り続けます♥
Bonne année (良いお年を)☆