2013年8月18日日曜日

動物的に合う関係

最近、新しく気の合う友達ができた

その人は前にわたしが住んでいた家の近くに住んでいて、その頃はよく道ですれ違ったりして軽く会釈する程度だったのだけど、最近偶然また道でばったり会って、わたしが引っ越したことなどを話したりして初めてお互い自己紹介をし、今度軽く飲みに行こうということになった


その人はイギリス人で、日本に長く住んでいるのでもちろん日本語もけっこう話せる
わたしは英語が話せない 聞くのはまだしも、話そうとすると、単語と発音がフランス語とごっちゃごちゃになって、英語が話せる人たちにはいつも苦笑、というかばかにされる...ので、恥ずかしいので、極力英語は話さない


でも、そのイギリス人の友人はけっこうわたしに英語で話しをしてくれる

もちろん多分スピードをおとして噛み砕いて話してくれているのに違いないけれど、なぜか話がよく理解でき、あんなにいつも出てこない”英語の単語”がすんなり出てきて、自分でもびっくりするほど英語で意思疎通ができていたりする(←というか、思いこんでるだけかもしれないけど)


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で、考えてみると、その友人とは年も離れているけれど、けっこう嗜好や考えることが似ている部分があって、言葉を駆使して伝えなくてもすんなりお互いの言いたいことがわかったりして、だから「英語が通じている」と感じるのかもしれない

もしくは、自分の好きなジャンルの話題の単語はすんなり入ってきたり、すぐ覚えたりできるっていのもあるのかもしれない

とにかく、わたしたちはすぐに打ち解けた


ところで、わたしにはフランスに住んでいる仲がいいフランス人の友達たちがいるが、出会った時はわたしのフランス語は今よりももっとつたなかったので、今考えるとどうやって仲良くなったんだろう、と不思議に思う

その中のひとりの女友達が、わたしにメールをくれたことがある
「変だと思うんだけどね。お互い言語が違うし、あんまり会えないけど、なんでかいつも心の中にいて、わたしたちは感覚が似てるって思う」

わたしも同じ気持ちだったのだ

同じ言葉を話す日本人でも、「こいつとは全然話できない、全然通じないな」なんて思う相手がいたりする



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で、この違いはなんなんだろうか、なんて考えてたら、仲がよくなる人との共通点がふと思いうかんだ


それは多分、”美味しいと思う食べ物の味、もしくは嗜好が似ていること”

なんじゃないかと思う

これは全然見当違いかもしれないし、これはわたしだけにしか当てはまらないことかもしれないのだけど、そんな気がしてならない


食べ物の趣味が似ている人といるのは、妙に楽しくて、妙に居心地がよかったりする
これって実は...「食べ物の趣味が似ている」ってことは、考えることとか感覚が似ているってところに通じてるのでは、って思う


反対に、例えばセックスとかしたとしても、その前の食事の時に”あれ?この人と食べ物の趣味合わないかも”って感じたら、その後結局は仲良くならない...極論だけど
(ってか、セックス自体も合わない...w)


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って考えると、案外単純だなーって思う

食べ物が人をつくるってよく聞くし、わたしの母親もよく言ってるけど、
食べることが肉体だけを作ることだけではないって、よくわかる


友達でも恋人でも、胃袋わしづかみは、やっぱり大事なことなのかもしれない(笑)


それにしても、大人になって気のおける友人ができるというのは、やっぱり楽しいこと
そんな人たちと美味しいものを食べたり飲んだりするのは、とっても素敵なことだ

こんなにも動物的につながって、且つ人として気が合うって、なんて愛しいことだろうか


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それでもやっぱり...


その動物的感覚だけじゃ物足りなくて、言語的感覚も共有できる相手となると、それはもう、メロメロなわけで♡
そして個人的には、やっぱり英語よりフランス語が好きなのだ