2010年11月29日月曜日
Bisous ma poulet
フランスの習慣でわたしがとても大好きなことの中に、ビズ(ほっぺたにキスをすること)がある
待ち合わせして会った時も、じゃあねとバイバイする時も、する
何かこっちがプレゼントしたあとも、相手は「ありがとう、ビズをさせて」とお礼の言葉とビズをしたりする
日本ではビズの習慣はないけれど、フランス人の友達ができて、ふつうにするようになると、なんというか、友情とか愛情みたいなものをおしげもなく感情を体で表す、なんというか、素敵な習慣だな、ということに気がついた
基本的にビズは友人同士とか、顔見知りの相手、もしくは初対面でも親愛の印としてする
昔、親しくなり始めた友人と初めてビズをしたあと、その友人が「初めてビズをしてくれたねー」と、喜んでくれたのがとても印象的だった
パリでは2回、南の方では3回する、とか場所がちがうとビズの回数もちがったりして、片方はほっぺた差し出したままだったりして、最初とまどったり それがまたおもしろい
わたしの仕事収めの日、最後の仕事でその日郵便局へ行った時、いつも応対してくれて仲良くなったおじさんに、今日で最後だと話すと、じゃあビズを、と言ってくれたのでビズをした
日本だったら考えられない 近くの郵便局のおっさんと、もう会えなくなるからと、ほっぺた同士をくっつける でも
フランスでは本当に普通のことで、おじさんの短いヒゲがむしゃむしゃ頬にあたる感触はむずがゆいが、なんだか自然で、ありがとうね、という気持ちになった
こっちに住んでいて、わたしは友人と遊んだあとにバイバイする時にし合うビズが、なんだか一番好きだった
でも、今は、ビズをし合うことを忘れれば、またすぐに会える? とか思ってしまったりして
今日日本へたつ
1年、あっというまだった
日本に帰ったら、ビズなんて誰にもできなくなるだろう
だけど これは わたしが体で覚えている、本当に、本当に素敵な習慣で
また多分、すぐにもどってくる
Paris生活のバックナンバーはこちらへ
寝る 食べる ワイン飲む
http://catshoegal.cocolog-nifty.com/
クリックお願いします↓↓↓
人気ブログランキング に参加中です
登録:
投稿 (Atom)