夢に友達や知り合いが出てくることも多くて、誰かが夢にでてきた場合はなんとなくその後朝からその誰かのことをふんわり一日中考えてしまう。
あの人が夢にでてきた。何か会話を交わしていたのは確かだけれど、会話の内容もそれ以外も曖昧でよく覚えていない。ふんわりと嬉しい気分の余韻だけがうっすらと身体に残っている。
そしてその朝マルシェに行く途中でばったりその人に会った。それは夢の続きみたいで、しかもなかなかばったり会う人ではないから、妙にひとりドギマギしてしまった。妙に嬉しくもなった。ビズもその後の会話もいつもの日常とは少し違うトーンで、わたしは変なテンションのまま、またねチャオを言い交わしてわかれた。