2018年6月26日火曜日

雨、六月、カモミール

六月。雨。最近雨模様の多いニース。晴天の青い空が特産品のここでは、雨降りというだけで街の景色も住人たちの心模様もガラリと変わる。日々曇天、小雨続きのパリに住むパリジャンたちはそういうニソワ(ニースに住む人)の特質を笑う。
雨の日が続くとはいえ、日本の梅雨の時期とは比べものにならないくらい、へぼいものである。小雨の日がほとんどで、連日雨が一日中続くことは少ない。午前中どさりと降っても午後には日差しが顔を出すことがほとんど。それでもここに住む人たちの多くは曇天をみると心が沈むのだ。

朝から頭が重い。年がら年中機嫌を損ねている老婆の独り言のように昨夜からじめじめと続く雨のせいだ。知り合いからもらったフレッシュなカモミールをいくつか、沸かしたお湯に入れる。蓋をして数分間煎じたものをカップに注ぐ。

いったいわたしは何を表現できるのだろうか。暗くてじめじめとした悲しいもの?それとも光で包まれた、何か暖かく優しいもの?

愛しい日々の連続を♡




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