2012年5月15日火曜日

Midnight in Fukuoka



先週の土曜日、organさん企画の春吉TAGSTA GALLERYで行われた、夜間学校第1回目に参加してきた



これは小柳帝さんがホストとして、福岡のカルチャーの先にたつ方々をゲストによんでトークセッションを繰り広げるおもしろイベント「夜間学校 IN春吉 -平行線は交わる。」



第1回目はゲスト岡本仁さんvs小柳帝さんの「アメリカかぶれvsフランスかぶれ」



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わたしも学生の頃はもろ、岡本さんが作っていた頃のrelaxとかBRUTUSを必死に呼んでたくちで、もちろんフランスよりの今は帝さんの歩くフランス文化辞書的話も聞けるしで、これはもううはうはな内容
2時間なんてあっというまにすぎるわけで



で、思う



わたしは全然違う位置にいるなーって
なんというか、わたしはいつも意識せず実用的に生活的に文化に接してきて、今もそこにいるんじゃないかって
なんというか、文化を食べるようにどんどん消化してきたんじゃないかって
それこそ洋服なんてバカほど着て着て着て、ブランドも古着も安いものもどんどんただただ感覚的に選んで、ファッション業界の端っこにいた時は仕事でコレクションやら年代やら調べたり勉強したりしたけど、本当は年代とかなんて全然興味なかったりして

大学の時だって一応ひととおりアートについては勉強したつもりでも、絵だって強烈に惹かれるものがあってただその感覚的なものに惹かれるってだけで、結局絵の背景とかそういうのをきちんと理解してるかってところで、愕然とする
フランス語だって、感覚的に染みて話しているけど、言語の背景を理解して話しているかって、そこは本当にまったく違っている



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まあ唯一、本だけは、気に入った作品を読んだあと、作者がどんな人か どんな風に生活する人なのかってとことがどうしても気になって調べたりするけど、それだって分析したりするわけじゃなくって、ただただ憧れにもにて自分に取り入れたいだけだったりする



フランスにいた時も、もちろん美術館も何回も足を運んだんだけれど、それよりも、つたないフランス語で友達と喋りまくってワインも飲みまくって、妙に古着屋とかレストランとか詳しくなって好きな通りとか歩きまくって、ってとこが結局一番どっぷりだった



アルゼンチンタンゴだって、相手とのあの感覚のとりこなだけだ



結局いつも今しかない
深いものをまだ手に入れられていないような、そんな気がする

だからちょっと今、もう少し、それのその前にあること、後ろにあること、向こうにあること、そいうのに触れてみたい
それから、今の感覚をもう少し丁寧になぞってみたい



そんな風なことをぼーっと考えた、夜間学校あとの真夜中



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っていうか、仕事でワインに関わってるのにもかかわらず、名前も年代も全然覚えられないってとこが、記憶力の悪さと勉強嫌いを露呈している...
でもなー ワインもそうだけど ”美味しい!今”って感覚はもうそれこそ瞬間で、あとのその余韻がたまらなくいいもんなー





そうそう、ウッディアレンの「Midnight in Paris」を試写会で見た岡本さんと帝さんがふたり口を揃えて、今回の「アメリカかぶれVSフランスかぶれ」の結論が、あの映画にあるって言っていた



日本は5月26日(土)に全国公開 



楽しみ♥







2 件のコメント:

  1. これ、ヒコーキでお先に拝見したよ♡吹き替えがちょっとトンチンカンやったけど、めっちゃよかったー!ほんまよかったー!!

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  2. 早く見たいー!!

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