その彼とわたしの話す言葉は独特で、わたしたちは10歳ほど離れている。
どう表現していいのかわからないが、その彼とは生まれ持った不思議な感覚が本当に似ている。
まず、お互い出会った瞬間にわたしたちは、自分たちの関係性をぴったりと把握した。この関係性を言葉で表現するのは非常に難しい。恋人でもない、家族でもない、友達でも親友でもない、でもそのどれにでも近くて、あえていえば兄弟のような、お爺さんとその孫のような...
そんな関係。 を、出会った瞬間にお互いに認めたのだ。
ある意味彼は確実に、わたしの”大切な恋人”よりもわたしを癒すことができる領域を持っている。
彼の腕の中で眠る感覚の心地好さと言ったら、ない!本当の弟とはこうはいかない、まず気色が悪い。ラヴな恋人とは、他に楽しむことがあるし、親友(女性)とはやっぱりこんなかたちで体のぬくもりをダイレクトに使って愛情を伝え合うことはない。
そんな関係。 を、出会った瞬間にお互いに認めたのだ。
あまり頻繁に会えないので、久しぶりに会えたら、わたしたちはお互いの近況の報告をし合う。とりわけそれは、その時置かれている恋愛の報告。その報告に対してふたりで楽しんで分析したり、そこで見つけた癖を言い合ったり、それは何か美味しいものを食べながら、いい音楽を聴きながら、時々はふたりで歌いながら、その時間をたっぷりと楽しむ。
それぞれまったくお互いに執着していないけれど、お互いのことは姉弟みたいにちょっと心配したりなぐさめ合ったりしている。
それぞれまったくお互いに執着していないけれど、お互いのことは姉弟みたいにちょっと心配したりなぐさめ合ったりしている。
1年半ぶりくらいに会えたこの間は、魚の名前が付いた最近お気に入りのバーで、ふたりで音楽を聴きながら歌いながら、ほどよくアルコールを摂取して、仏教とかナイアガラの滝の話とかを挟んで、いいぐらいに酔っ払って店を出て、一緒に帰り着いて、ふたりで小さなベッドでぎゅっと抱き合って眠った。
そして、やっと分かったのだ。
そして、やっと分かったのだ。
わたしたちは、猫みたいだ。お互い、動物に近い感覚でお互いを癒し、一緒に眠ることができる。
ある意味彼は確実に、わたしの”大切な恋人”よりもわたしを癒すことができる領域を持っている。
彼の腕の中で眠る感覚の心地好さと言ったら、ない!本当の弟とはこうはいかない、まず気色が悪い。ラヴな恋人とは、他に楽しむことがあるし、親友(女性)とはやっぱりこんなかたちで体のぬくもりをダイレクトに使って愛情を伝え合うことはない。
わたしとその彼の持つ領域では、お互いを猫にさせることができる。
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