2015年7月16日木曜日

チャイを飲む

最近、大阪に帰ってきて久しぶりに、高校の頃から仲がいい男友達ふたりとチャイをすすった。昔から変わらず、気楽にぐだぐだ喋りながら。


そういえば、昔から好きなことがある。それは、気のおけない男友達とチャイを飲むこと。
誰と飲んだって美味しいチャイはもちろん美味しいのだけど、なぜか個人的にチャイは気楽な男友達と飲むのが一番な気がするのだ。学生の頃アルバイトしていたチャイ屋で、一緒に働いていた男の友人が鍋から泡立たせながらグラスに注ぎ込んで、「はいよ~」なんていって、休憩中に出してくれたスパイス入りの濃いチャイがなんとも美味しかったこととか、ずーっとなんだかんだ仲のいい男友達とチャイを飲みながらとりとめもなく旅行やら音楽や絵やらの話をぐだぐだしていたこととか、そういう超個人的な思い入れ以外のなんでもなく根拠がないことなのだけど、そういうイメージがある。大阪には美味しいチャイを出すお店が昔から本当に多くて、だいたいそういう店のオーナーが男だったりすることも関係しているのかもしれない。
(いや、単に、チャイにはぐだぐだ話が合うだけのことかもしれない...なんてw)
これが恋人となると、出されたチャイよりもその時間の方が濃さを持つし、女友達とならチャイじゃなくてもお茶でもコーヒーでもそんなのどうでもいいわけで、話がはずむ。とにかく、色恋ざたが全くない男友達とチャイを飲むバランスがなんともいいのだ。


カルダモン、シナモン、ジンジャー、ナツメグ、クローブ、時々黒胡椒を挽いてみたり...
プレーンチャイもいいけれど、せっかくなら少し甘めのマサラチャイを。
インドのコルカタの方では、数本のサフランをパラパラと振りかける”サフランチャイ”というものがあるらしい。飲んでみたすぎる!!なんともいえない気品あふれる芳香なんじゃないかしらと、よし、フランスに引越ししたらこれをぜひ作ってみようなんて目論んでいる。気楽な男友達ができるのかどうかはこの際置いといて。


7月に入って会いたかった友達にも会えたり、やっと大阪の生活に慣れ始めたけれど、思えば出発まであと約10日。「お前あいかわらずあほやな~」なんて言われて笑いながら心地よさを感じるわたしは、ここにきて大阪人であることを少し嬉しく思えるようになったことに気づいた。
地元が好きだったり苦手になったり、やっぱりいいなと思ったり。
時にはゆったりチャイを楽しむ素敵な午後を♡






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